ゲルノブログ

同志社コール・フリューゲルの公式ブログです。

悔いのない一日

こんにちは、アルトパートリーダーになって何故か自然にドラミングしている藤田です。

笑う時に手を叩いてしまうのは、やはり私がアルトだからでしょうか…。

 

さて、昨日は卒部式でしたね。

卒部式とは卒部される4回生の方のための会であり、卒部生にとってはゲルの一員として過ごす最後の日でした。

私は卒部生の曲を聞いたり、卒部生の方たちと共に歌ったりして、終始涙腺が危なかったです笑

思うことは沢山ありますが、今回は在部生が卒部生に向けて歌った在部生曲について少し語らせてください。

 

 

今年の在部生曲は室生犀星作詞、藤嶋美穂作曲の「あさきよめ」を歌いました。

「あさきよめ」とは「朝浄め」と書き、朝の掃除のことを指します。これは単に掃除することを指しているのではなく、一日の始まりに気持ちを整えて「心」を掃除することを表しています。

 

実はこの曲、私が在部生曲として候補に挙げた曲です。(厳密にはこの曲について我らが指揮者くんに熱弁したら、在部生曲を選ぶ話し合いで、私よりも先に彼が案として挙げていたんですけどね)

理由はまず私の推し曲だったからというのもありますが、歌詞がとても味わい深く、ぜひ卒部生の方に向けて歌いたいと思ったからです。

 

 

悔いのない 一日をおくることも 

容易ならざる光栄である

 

 

 

この曲の中で何度も出てくる歌詞です。

そして、曲の後半にはこんな歌詞があります。

 

 

幸福などあるかないかも

わからないが 生きて生きて 

生き抜かなければならないことはたしかだ

 

 

 

日々私たちは活動する中で楽しいことばかりではなく、時には苦しく、悲しく、つらい気持ちになることがあります。それでも確かに生きていかなければならないと、私はこの曲を聴いていつも励まされています。

卒部生の皆さんも、おそらくゲルで活動する中で同じような経験をしてきたと思います。しかし、そのような気持ちを乗り越えて、4年間ゲルを続けてこられたことでしょう。

そんな皆さんには、これからも何があっても前を向いて歩んでいてほしい、そして悔いのない一日をおくってほしいという気持ちからこの曲を選びました。

 

そして卒部生の方への気持ちをいっぱいに挑んだ卒部式本番。私は緊張して、回生曲でも在部生曲でも思うように歌えませんでした苦笑

悔いのない一日をおくることは容易ならざると痛感しました。でも、今の私の精一杯の歌を届けられたと思っています。せめて、この在部生曲に込めた想いを少しでも受け取っていただけたら幸いです。

 

最後に、卒部生の皆さん、ご卒団おめでとうございます。今まで本当にお世話になりました。一緒に歌っていて、本当に楽しかったです。

先輩方に恩返しできるよう、これからも歌っていきます!また会える日をお待ちしています。