ゲルノブログ

同志社コール・フリューゲルの公式ブログです。

平社員から見た卒部式

こんにちは、平社員の中井です。今回は卒部式で感じたあれやこれやを書きます。

 

おそらくわれらのアルトパーリーが卒部式についてを既に書いているので、わたしはお菓子についてるドラえもんのおもちゃのおまけみたいな感じで感想を書きます。

 

ということで、わたしのゲルの卒部式で思ったことについてつらつら話していきます。暇つぶしにどうぞ。

 

生きる上で一番大切なことは、自分が生きるための拠り所を持つことやとわたしは思います。人によってその拠り所も違うし、その時々でも変わるものです。拠り所といっても、正直なところそれは、依存をするところではなく、つらい時、嬉しい時、かなしいとき、いつでも迎えてくれる場所だとわたしは思います。それさえあれば、何回でも人間はやり直せるのでは、と。

 

さて、なぜこの話をしたのかというと、ゲルがそういう存在だと言うことです。私たちがゲルで実際に過ごすのはたったの4年です。わたしなんか1年消えていたので、ちゃんと卒部したとしても、長くて3年でしょう。寿命の話やないですよ。人間が80年生きるとしたら3年や4年ってどう考えても短いんですよね。でも、きっとこのゲルで過ごしたこの数年は、わたしや、おそらく皆さんの人生を変えるものになるはずやと思うんですよ。

 

ひとつ思い出話をします。一年前の定期演奏会、私は忘れられない経験をしました。当時の3回生の指揮者さま(今回卒部されたあの方です)が、アンコール曲の指揮の際、感情を抑えられない様子で涙を流しておられました。アンコール曲を歌っている間、すこし周りを見渡すと、なんということでしょう。みんなが涙をこらえているんです。しかもね、なぜか、つられてわたしも泣けてしまったんですね。

 

わたしはこのとき、一生ものの宝物をいただきました。合唱をとおして、こころがふるえる瞬間を経験できたのですから。

 

ひとつのコンサートでも、技術さんを始め、運営を回している役職についている方々、先生方、当日運営のスタッフさん、そして平社員(ぱんだんでしたかの?)などいっぱいの人でつくりあげますよね。その分、多分わたしなんかじゃ想像できないくらいしんどい思いをみんなしてきてると思います。でも、その姿、平社員のわたしから見たらめっちゃかっこいいんですよ。めっちゃキラキラしてて眩しいんですよ。目が…目が…。

 

話を戻すと、こういう経験をすることこそ、厳しくてつまんない人生を、楽しくて生きてる!って感じられる人生に変えてくれると思うんですよ。だってゲルを通して、色々経験して、間違いなくみんな成長していくんですから。わたしだって成長はしますよ。最近楽譜を読んで自力で音取りをするようになりました。わたし、えらい(死んだ目)

 

卒部式のOBOGの先輩方を見ていても、卒部したあとも、昔歌った歌詞に励まされるなどおっしゃっていた方もいたように、ゲルでの数年は、多分、かけがえのない人生のよりどころであり、道標になるんやないかなぁなんて感じたところであります。

 

今回卒部された先輩方は、私が入部したときに執行回生だったので、とてもお世話になった方々です。そんな方々が卒部されるとか、まだ信じられないです。信じたくないです。また田辺の3Gのドアを開けたら、いつものようにわたしたちを迎えてくれるんじゃないかなんて、思ってしまいます。(フリじゃないです)本当は後輩としては、新しい門出を喜ばなければならないんですけど、未練がましい後輩なので、まだ寂しさがあります。

 

とはいえ、本当に卒部おめでとうございます。先輩方の人生に幸が多からんことを心より祈っております。

 

 

ということで、わたしの感想は以上です。眠たいのでまた今度書きます。

 

悔いのない一日

こんにちは、アルトパートリーダーになって何故か自然にドラミングしている藤田です。

笑う時に手を叩いてしまうのは、やはり私がアルトだからでしょうか…。

 

さて、昨日は卒部式でしたね。

卒部式とは卒部される4回生の方のための会であり、卒部生にとってはゲルの一員として過ごす最後の日でした。

私は卒部生の曲を聞いたり、卒部生の方たちと共に歌ったりして、終始涙腺が危なかったです笑

思うことは沢山ありますが、今回は在部生が卒部生に向けて歌った在部生曲について少し語らせてください。

 

 

今年の在部生曲は室生犀星作詞、藤嶋美穂作曲の「あさきよめ」を歌いました。

「あさきよめ」とは「朝浄め」と書き、朝の掃除のことを指します。これは単に掃除することを指しているのではなく、一日の始まりに気持ちを整えて「心」を掃除することを表しています。

 

実はこの曲、私が在部生曲として候補に挙げた曲です。(厳密にはこの曲について我らが指揮者くんに熱弁したら、在部生曲を選ぶ話し合いで、私よりも先に彼が案として挙げていたんですけどね)

理由はまず私の推し曲だったからというのもありますが、歌詞がとても味わい深く、ぜひ卒部生の方に向けて歌いたいと思ったからです。

 

 

悔いのない 一日をおくることも 

容易ならざる光栄である

 

 

 

この曲の中で何度も出てくる歌詞です。

そして、曲の後半にはこんな歌詞があります。

 

 

幸福などあるかないかも

わからないが 生きて生きて 

生き抜かなければならないことはたしかだ

 

 

 

日々私たちは活動する中で楽しいことばかりではなく、時には苦しく、悲しく、つらい気持ちになることがあります。それでも確かに生きていかなければならないと、私はこの曲を聴いていつも励まされています。

卒部生の皆さんも、おそらくゲルで活動する中で同じような経験をしてきたと思います。しかし、そのような気持ちを乗り越えて、4年間ゲルを続けてこられたことでしょう。

そんな皆さんには、これからも何があっても前を向いて歩んでいてほしい、そして悔いのない一日をおくってほしいという気持ちからこの曲を選びました。

 

そして卒部生の方への気持ちをいっぱいに挑んだ卒部式本番。私は緊張して、回生曲でも在部生曲でも思うように歌えませんでした苦笑

悔いのない一日をおくることは容易ならざると痛感しました。でも、今の私の精一杯の歌を届けられたと思っています。せめて、この在部生曲に込めた想いを少しでも受け取っていただけたら幸いです。

 

最後に、卒部生の皆さん、ご卒団おめでとうございます。今まで本当にお世話になりました。一緒に歌っていて、本当に楽しかったです。

先輩方に恩返しできるよう、これからも歌っていきます!また会える日をお待ちしています。

会計が書く会計と関係のない文章

ドーモ皆さんこんにちは。同志社コールフリューゲルの会計です。初めましてですね。なんか演奏会前後はブログ更新されていたのに、ここ最近新年以降更新されてないなぁと思ったので、こうして筆を取ることになりました。


さて、経緯等々はこの辺りにして本題といきましょうか。ズバリ、近く行われる卒部式についてですね。他の合唱団の皆さんはフェアウェルとかいうやつです。今回のこの行事個人的には結構大事なイベントなんですよね。なんでかっていうと、卒部される四回生の方々は私がちょうど入部した際、三回生であり、バリバリサークルの運営に携わっていました。バリバリ最強NO.1ってことです。


当時、一回生だった私はびた一文も合唱に興味がありませんでした。合唱サークルである以上なかなか合唱に興味がないとサークルに行かなくなっちゃったりすると思うんですけど、そこで人とサークルを繋ぐのは人間関係だと思うんです。私もそうでした。結構たくさん先輩方にお世話になり、なんだかんだサークルを続けています。


どんなにくだらないことを言っても大抵笑い飛ばして下さったり、ご飯をご馳走して下さったり、いろいろお世話になりました。僕がこうしてコールフリューゲルに在籍し、変なブログを書いているのも、四回生の方々のおかげであると言っても過言ではありません。いや過言かな…?  ま、ええか。 


実は「卒部を迎えることでコールフリューゲルの歴史に一回しかない歌声とここでサヨナラ」みたいなことを書きたいのですが、生憎私は音楽に関してはトーシローなもんでして、そういうことを言うのは技術系の方々に任せておきます。

これを書いているのが深夜なので大変読みにくい文章かと思いますが、結局なにが言いたいのかというと、ハンターハンターの連載を早く再開してください、冨樫先生。


新年

皆様、明けましておめでとうございます。

ベースパートリーダーになってしまいました、Mです。

ツイッターとかインスタグラムではあけおめな投稿があるのに、こっちには皆無なのはどうかと思ったので書いてみた所存です。

あ、そうそうインスタグラム、最近始めたんですよね。我らがベースメンバーの一人がやりたいってんで全部任せてるんですが、これがまぁ、

最高。

彼が元からツイッターでセンスある投稿をしていたのを見ていたのでやってくれるとは思ってたんですが、いやはや素晴らしい。なんだよ一富士、二鷹、三連符って。

話がそれにそれました。新年なんで今年の目標でも書くことにします。

演奏会で自分が満足のいく音楽を作ること

これです。突っ込まれるのは嫌なので一応付け足しますが、聴きに来てくださるお客さんに楽しんでもらうことは前提ですよ。当たり前田のクラッカー!

私はこのサークルに入ってから4回演奏会を経験してきましたが、全てのステージで自分自身が満足のいくものが作れたと思えませんでした。「ここがうまくいかなかった」「本番で走った」「顔が死んでる」色々ありすぎて割愛。とにかく完璧とまではいかなくても、自分が及第点を出せるような演奏をしたい、そんな思いを込めてこれを今年の目標とします。

そのためにまず自分が技術力を上げないことにはどうにもならないので明日ボイトレ行ってきます!頑張る!

それでは今年も同志社コールフリューゲルをよろしくお願いいたします!!

ベースパートリーダーM

Far, Far Beyond

こんにちは。

まだアルトサブパートリーダーでいたい藤田です。

 

昨日は第53定期演奏会を無事終えることができました。ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!!!

 

練習してきた期間はとても長かったのですが、本番は一瞬で終わったように感じました。本当に不思議ですね。

 

少しだけ、昨日の定期演奏会の話をしようと思います。

昨日の演奏会は4回生の方々にとっては最後のステージであり、3回生の方々にとっては執行回生としての集大成の場でした。

この先輩方と歌えるのも、このメンバーで歌えるのもこれが最後と思うと、正直なんだかとても寂しかったのですが

それでも、この1回限りの演奏を最高のものにするために、がんばろう!と意気込んで臨みました。

 

1ステは私達サブパートリーダーが練習を進めてきたたましいのスケジュール。難しい曲ではあったけど、本番での我らが副指揮者が最高にカッコ良くて。それにつられるように情熱的な演奏ができたと思います。演奏が成功したのは彼の努力があってこそです。本当にお疲れ様。そして一緒に練習を進めてきた技サブの3人、本当にありがとう。

2ステは1年間かけて練習してきたラテン語曲たち。この曲を歌うのもこれが最後と思うと、エモエモでした。

3ステはミュージカルソングのアラカルト。動きながら歌うのが苦手な私は、練習では笑顔が引きつってました…たぶん笑

でも、本番は本当に楽しくて。自然と笑顔になれました。こんなステージを企画してくださった演出の方々、本当にありがとうございました!

4ステは伊東先生の指揮でSOSを歌いましたね。リハーサルの時、先生から厳しいお言葉を頂いてハラハラしたのですが、本番では全力を尽せました。

 

そして、最後のアンコールとロビーコンサート。演奏会の終わりが見えて、終始泣いてしまいました。この時間が永遠に続けばいいのに、と本気で思いました。でもそんなことは不可能で。本当にかけがえのない時間でした。

そして、本当に楽しそうに歌う先輩方の姿はとてもキラキラしていて、私たちもこんな風に歌うことを楽しみたいと改めて思いました。

 

 

 

本当に楽しかった演奏会でした。歌うのってこんなに楽しいんですね。

 

 

そして、この演奏会の後から、私はアルトのパートリーダーになります。

正直今は不安しかないです。それでも前に進んでいかなければなりません。今が踏ん張りどころというやつでしょうか。

 

 

でも、そんな時ふと思い出す言葉があります。

 

 

 

"この世界のもっと向こうへと続く道がある"

 

 

 

4ステの曲の歌詞にある言葉です。

きっと、この定期演奏会の向こうへと、これからのゲルの未来へと、続く道があると信じて、また今日から歌っていきたいと思います。

 

同回のみんな、これから頑張っていこうぜ。そして、ゲルの皆さん、これからもよろしくお願いします。

副指揮者のつぶやき

こんにちは!
同志社コールフリューゲルの副指揮者です!
今回は僕が指揮させていただく、第1ステージについて指揮者の視点からちょっとお話させていただきます…

まず、第1ステージの曲目「たましいのスケジュール」を演奏することに決まって、楽譜を見た最初の感想。
「あれ、これ指揮難しくない?」
そこでちょっと怖気づいてインターネットで調べてみたところ、大学の合唱団では先生や正指揮者さんばかりが振られていてヽ(*゚ー゚*)ノという表情になったのを覚えています。

それがちょうど8月頃の話だったでしょうか。当時は(そんなに昔の話でもないですが)正直12月にホールで指揮をしている未来が全くもって想像出来ませんでした。

そんな僕でしたが3ヶ月、失敗の山を繰り返し繰り返し積み上げ、なんとか明日演奏するところまで漕ぎつくことができました。

正直、心が折れ絶望したことも、不貞腐れて途中で投げ出したくなったこともありました。

しかし、そのたびに、再び曲に向かい合うことが出来たのは間違いなく、技術サブの存在であり、技術委員の励ましであり、今このブログを読んでいるかもしれないゲル民の歌声、表情であり、明日定期演奏会に来てくださる(と僕は信じています…)あなたの存在です。

ちょっと恥ずかしいですが、ここでこっそり感謝したいと思います。

本当にありがとうございます。


さて、定期演奏会の最初のステージ「たましいのスケジュール」ですが技術サブ、同志社コールフリューゲル一同で作り上げます。

第1ステージだからって手加減はしません。本気で演奏します。

私達の「たましいのスケジュール」をお楽しみください。

音楽は不思議だ

こんにちは。正指揮者の大塚陵太です。

定期演奏会がもうすぐありますね。12月8日。

このブログを見ている方はきっと来ていただけるものと信じています(笑)。

 

さて、私が指揮者になってからもう2年が過ぎようとしています。

先輩方が年々引退され、いつからか後輩がたくさん入ってきて、

いつの間にかチーフになって、、とてもあっという間な日々でした。

 

この「あっという間」に演奏した曲を聞いてみれば

― 記憶が鮮明に想起されるという点でとても不思議だなぁと感じるですが ―

その演奏に向けて練習した思い出や、パートリーダーたちと話し合ってより良い演奏を「追い求めた」日々が思い出されます。なつかしい。

 

 

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ちょっとだけ定期演奏会とは関係のない話をしたいと思います。

 

「音楽は心」という言葉を耳にしたことがありますか。

 

耳にしたことがあってもなくてもGoogleで検索してみてください。

Google検索をして一番上に出てくるそれ(そのCD)が、中学生で初めて音楽と出会った私に忘れられない衝撃を与えました。

youtubeにもその先生の動画は残ってますね)

 

僕は衝撃のあまり、その先生の事が書かれたノンフィクション小説を2冊読み、その先生が指揮した演奏のCDを何回も聞きました(中学生のときです)。

 

今考えてみれば、技術こそないけれども、その時にやっていたことは「音楽そのもの」だったと思うのです。

 

作曲者が何を伝えたいか、その人の背景や体験を、楽譜や歌詞やその人自身の言葉から読み取る。そして、その読み取れた思いと、自分の経験を少し混ぜて自分なりに解釈して、音に出す。

 

つまり「音楽は心」について自分なりに言葉を補うとすれば、

  1. 楽譜や言葉(歌詞)を手がかりとして、何を表現しているのか読み取る。作曲者という「人」と譜面上で「対話」する。
  2. その「対話」から、自分の心的な経験を織り混ぜて解釈し直し、その表現形―つまり「」―として相手に届ける。

だと思います。

 

これらの行為は、極めて人間的ではないでしょうか。常に人と接している。まさに「心」と接する行為でしょう。

しかも、合唱の場合は、先に述べた②の音を出す行為が、かなりの大人数で同時に行われます。一緒に演奏する人が多いので、「息を合わせて」音を発するよう練習します。入りのタイミングや和音がそれです。

 

したがって、音楽とは何かを私なりに一言で言えば、

「他者とつながれること」

だろうと思います。

 

見えない他者(作曲者や作詞家≒紙面で「対話」する人)ともつながり、しかも、隣にいる他者(共に演奏する人)ともつながれる、それが音楽の醍醐味であろうということです。

(同時に「排除」を生む可能性がある、ということにも注目したいところですが、暗くなるのでやめておきます)

 

そんな醍醐味を、指揮者という立場でお届けするのが僕の目標でした。

 

指揮者になって失敗もたくさんしたし、自分にできるかなと不安になることもありましたが、真っ向勝負で楽譜に音楽に向き合ってきたつもりです。そのなかでたくさん失敗もしました。

 

失敗・不安・怖さ…それらがありつつも音楽と向き合えたのは、同期・先輩・後輩のおかげだと、支えてくれたみんなが居たからだと思います。

 

指揮者として最後の実感はありません。最後だからどうこうというのではなくて、とにかく私たちの音楽を披露するのみ! 

どのステージも見どころ満載ですよ。本当に。

 

12月8日、寒梅館でお会いしましょう。

大塚陵太